ballet project通信

【#011】ワガノワバレエアカデミーへの挑戦


ballet project通信では、石井久美子バレエプロジェクトの裏側やバレリーナ石井久美子の素顔、驚くハプニングや笑える話、感心してしまう話、泣ける話などなど、みなさんと共有したい話題を、密度高く発信していきます。余暇のお供に気軽に楽しんで頂けたら嬉しく思います。

こんにちは。石井久美子バレエプロジェクトのつっちーです。深まる秋の夜長には読書や映画鑑賞がぴったりかと思いますが、皆さまはパワーアップしたストレッチやトレーニングに励んでいらっしゃいますか。継続は力なり。変われる自分を信じてこの調子で続けていきましょうね。

さて、ballet project通信#011は、ワガノワバレエアカデミーの合格への軌跡です。
この度、石井久美子バレエプロジェクトに所属する2名の生徒がワガノワバレエアカデミーの入学試験に挑戦し、2名揃って合格という快挙を成し遂げました。

さっそくではございますが、合格までの2人の軌跡をお届けしたいと思います。


ワガノワバレエアカデミーの歴史は古く、1738年に設立された世界最高峰とも呼ばれるロシア国立のバレエ学校です。言わずもがなではありますが、久美子も卒業生です。

入学試験はとても厳しく、体の柔軟性や体のバランス、そして音楽性も厳しく審査されます。体の条件だけではなく将来のポテンシャルも見られますし、世界中から受験生が殺到するため競争が激しいのも周知の事実です。

そんなワガノワバレエアカデミーへ合格を果たしたふたり(みなちゃん・Sちゃん)はどんな生徒だったのでしょうか。

バレエ向きの筋肉を持つみなちゃん(15歳)

みなちゃんは、久美子のプライベートレッスンに何回か来てくれた生徒でした。体が硬い印象は拭えませんでしたが、みなちゃんをはじめて見た時、久美子はこう感じたのです。

「筋肉の付き方がいい」

体の硬ささえ克服できれば「バレエに非常に適した体である」と、はじめて出会ったその日から久美子は見抜いていました。
しかし、みなちゃんが12年間習ってきたのはイギリスバレエのメソッドでした。力強いロシア(ワガノワ)バレエのメソッドは初めて学ぶことになります。プライベートレッスンでは、久美子が伝えることをどんどん吸収し、ストレッチやトレーニングを愚直に続けていきました。

通い始めて数か月が過ぎる頃には、はじめて会った時とは比べものにならないほどの力強さと柔軟性が身につきました。持ち前の筋肉のしなやかさに柔軟性がプラスされて、バレリーナとして理想的な体に近づいたのです。

みなちゃんは自信のなさを言葉にすることもありましたが、バレエの才能が着実に開花していく姿が、久美子の目には映りました。
トレーニングを積み重ねることによって、爆発的な成長を遂げた生徒のひとりです。

強靭なメンタルが持ち味のSちゃん(14歳)

Sちゃんとの出会いは対面プライベートレッスンでした。
はじめてのレッスンから吸収率が高いことに久美子は驚きました。できないことでも一度教えると、パッと見事に体現するのです。アウトプット能力では頭ひとつ抜きんでた生徒でした。

「この子をこの先もみていきたい」

久美子は直感的にこう思いました。

それからも、Sちゃんは対面プライベートレッスンに通い続けることになります。時には久美子が厳しく注意することも。期待をかける生徒だからこそ久美子も感情的になってしまうこともありましたが、厳しさは愛情の裏返しでもあります。

しかし、Sちゃんはそんな久美子の厳しい指導にもへこたれません。涙を流すことや弱音を吐くこともなく、私たちはそのメンタルの強さに驚かされました。
普段はおとなしく自分のことをあまり話さないSちゃんですが、バレエとなると別人のように強靭な精神力を見せてくれるのです。

ある日、Sちゃんのコンクールを観に行く機会がありました。
舞台で踊るSちゃんの姿は華があり自信に満ち溢れていました。私たちはいつのまにかSちゃんの踊りに釘付けとなっていました。

オーディションに向けて

「ワガノワバレエアカデミーに挑戦してみない?」

ワガノワバレエアカデミーへの挑戦は、久美子のふたりへの声かけから始まりました。

ふたりに大きな迷いはなかったようです。また、未成年ですので社会的状況も含めてご両親の意向を聞かなければなりませんでした。有難いことに子どもの選ぶ道を自由に歩ませたいと考えるご両親であり、ふたりが世界最高峰のワガノワバレエアカデミーに挑戦できることを私たちも嬉しく思いました。

これで手筈は整いました。ワガノワバレエアカデミーのオーディションへ向けて、猛特訓がはじまります。
(※みなちゃんはYouTubeで、オーディションの練習風景等を公開しております)

バーレッスンから始まり、センターレッスン。ワガノワの練習曲に合わせて久美子の考案した振付に合わせて、丁寧に練習を積みあげていきます。
オーディション動画を撮影する日に、完成度のピークを持っていくことは容易なことではありません。また、強いメンタルも維持し続けなければなりません。
撮影が始まるその瞬間まで伸びしろはあるのですから、それを最大限に引き伸ばしてあげるのが私たちの役目であります。

オーディション動画撮影

いよいよ、ワガノワバレエアカデミーのオーディション動画の撮影日です。
(※ひとりずつ別日に撮影しています。みなちゃんの様子はYouTubeあり)

ちょっぴり緊張した表情でやってきたふたりでしたが、はじめて出会った頃とは別人のような成長を遂げています。今ではもう、ワガノワの生徒のような風格さえ漂っています。

撮影が始まります。
私たちは、厳しいレッスンに耐え抜いたふたりの動きに刮目します。若き挑戦者が最高峰であるワガノワバレエアカデミーへ挑みます。うん。きっと、大丈夫。

撮り直しのシーンもありましたが、ベストを尽くしたふたりの撮影は想像する以上に素晴らしいものとなりました。
短い期間ではありましたが、自分を解放し最大限の表現ができたふたりには、大きな拍手を送りたいです。また、私たちが確かな手ごたえを感じた瞬間でもありました。

(いける!この子たちが受からないのなら…一体誰が受かるの?)

無事撮影を終え、感極まるふたり

合格とプロ育成コース始動

こうしてふたりは、ワガノワバレエアカデミーへの合格を果たしました。
私たちは揃っての合格に歓喜雀躍。久美子式の効果がこれでまたひとつ証明されたことが、例えようもなく光栄です。

ここからは、パスポートの準備など事務的な手続きも進めていきます。
久美子のワガノワ時代の先輩である佐川えりか氏(ロシア人と結婚)の心強い協力もあります。

無事、サンクトペテルブルク到着!

不安がないわけではありませんが、ワガノワで学べる歓びが不安な感情を凌駕しています。
若い感性でワガノワに飛び込んでいくふたりを、私たちはこれからもサポートし続けていきます。

駆け足ではございましたが、ワガノワバレエアカデミー合格への軌跡を紹介させて頂きました。
近日中に詳細発表の予定ではありますが、石井久美子オンラインバレエ学校では「プロ育成コース」が本格的に始動します。

こちらのコースでは、プロダンサーを目指している方のためのオーディション制のコースとなります。皆さまからの熱意あるご応募を、バレエプロジェクトメンバー一同、心よりお待ちしております。