ballet project通信

【#029】新教師紹介


ballet project通信では、石井久美子バレエプロジェクトの裏側やバレリーナ石井久美子の素顔、驚くハプニングや笑える話、感心してしまう話、泣ける話などなど、みなさんと共有したい話題を、密度高く発信していきます。余暇のお供に気軽に楽しんで頂けたら嬉しく思います。

こんにちは。石井久美子バレエプロジェクトのつっちーです。残暑の厳しい9月の始まりですが、夏感たっぷりの素敵な思い出はできましたか。この時期に熱中症になってしまう方もいますので、こまめな水分補給と体調管理は引き続きしっかり行っていきましょうね。

さて、今回のballet project通信#29は、10月から石井久美子バレエプロジェクトのレッスンにて新たにデビューなさる、ふたりの教師の紹介です。明日(9月6日)、公式YouTubeより新教師紹介の動画が配信されますが、会員の皆さまにはメルマガにて一足早くお届けします。
バレエ教師として10年ものキャリアを歩んできたふたりのバレエ歴や入社の経緯などを紹介していけたらと思います。



柔軟な自然美ー白瀬真希

新教師としてデビューなさるのが、バレエ教師歴10年の真希先生です。久美子のレッスンに通いながら、バレエ教室を10年主宰していましたが、なぜ石井久美子バレエプロジェクトにジョインされたのか聞いてみました。

白瀬真希先生

初めて久美さんのレッスンを受けた時、衝撃を受けました。

私は小学高学年の頃から、ワガノワメソッドの先生に教わっていました。今まで漠然とやっていたことが、久美さんのレッスンを受けると全部繋がって、驚きを隠せませんでした。
ピラティスの資格を取った時も、解剖学を習った時も、イマイチ私の中でバレエに直結しなかったのに。だけど久美さんのレッスンは本当にわかりやすくて、理にかなっていて、たった1時間の中で体にも頭の中でも変化があって、それが全てバレエに繋がって、もう納得しかなかったんです。

久美さんは美しいし、だけどこんなにもしっかりと体現してくれる先生は素晴らしいなって尊敬しかなくて。そしてその頃からこっちゃん先生のサポート(体を触って直してくれる)もわかりやすくて、レッスンに通い詰めてました。

そんな中で教師募集があったんです。
実は私は、第1回目の時から応募してるんです。ただその時はお仕事が詰まりに詰まっていて、余裕がなくて…オーディションにきちんと向き合えなかったなって。

第1回目の教師採用実技試験にて

そして、今回2回目の募集を知りました。日本一のバレエ学校を作るという素晴らしい企業理念のお役に少しでもたちたい。一番近くで見たい。その中の素晴らしい先生の1人になりたい…と思い、今回はすぐにでも入れる様に仕事を調整してから、再びチャレンジしました。

ー研修で大変だったこと、教師としてどのようにアップデートできたのか

研修はやはり大変でした。次から次へと知識を覚えていって、ティーチングの構成を考えて覚えて、発表しながら生徒役を直して…。
でも大変でしたけど、楽しいでいっぱいでした。(久美子式に浸かって3年目に入りまして、これ知ってる!と、なったり!)
学ぶことが好きなので、今は毎日、学ぶ事の喜びが溢れていて、実際あまり大変とは思っていません。私はまだまだ、伸び代しかないと思いながら毎日取り組んでおります。
私自身、バレエ教師として10年やってきていますが、今回の研修を経て知識はもちろんのこと、どのように体にアプローチをかけていけばいいのかなど、ティーチングの方法もアップデートできたと感じています。

光栄な事に今は毎週、直々に久美さんから「新教師レッスン」をみっちり2時間受けています。それは本当に大変です(笑)毎週アドバンスコースのプロフェッショナルクラスも受けているのに、まだまだ新しい事がでてくるんです。久美さんには脱帽です。

私も石井久美子バレエプロジェクトの一員として、まだまだ頑張らなければなりません。

ーこれからどんなレッスンを提供し、どんな先生になっていきたいですか

子どもたちや大人リーナの「できた!」と目を輝かせる瞬間が何よりも嬉しく、私の原動力となっています。小さな一歩を一緒に喜び、大きな成長へとつなげていく、そのプロセスを支えるために、この仕事を選びました。

私の教師としての強みは、「久美さんのノウハウを熟知してすでに沢山の生徒さん達に実践してきた実績がある」ことだと思います。

私もびっくりするくらい、久美子式を生徒に伝えると、生徒はみるみる変わるのです。
もちろん久美子式に通う皆さんのように体作りからしっかり柔軟性を出せてるわけでもないし、筋トレしてきているわけでもないですが、たった一言の伝え方や、ちょっとした体の使い方でこんなにも踊り手の意識や踊り方が変わるのかと、何度もレッスン内で実感してきました。

今度はプロジェクトの先生として太鼓判を押してもらって、知識が繋がった時の面白さや、学ぶことは楽しい!と感じてもらえるようなレッスンをしていけたらと思っています。


そして私はとことん皆さんに寄り添います。暑苦しいくらい、攻めていきます!頼ってください。一緒にいい汗をかきましょう。是非会いに来てください。

プロジェクト教師より

これまで私のあらゆるレッスンを受け続けてきた、とても熱心な先生です。そもそも「久美子式」を学んでいたこともあり、理解が深くすでに豊富な知識を持っています。
生徒ひとりひとりのレベルに合わせて指導を変えるのが得意で、日本一のバレエ学校を作っていくうえで大きな力になってくれると確信しています。芯が強く、メンタルもぶれない。そして、人には優しさをもってバレエの厳しさを教えていける方です。逸材だと感じています。(石井久美子)

もともと久美さんの生徒として学んでいた経験があるからこそ、久美さんのレッスンを受ける生徒の気持ちをとてもよく理解している先生だと思います。テストのときから「どう伝えればわかりやすいか」を丁寧に考えながら、授業を組み立てていました。自身の経験を活かし、生徒に寄り添いながら指導できる先生へと成長していくのではないかと感じています。(中濱 瑛)

以前からグループレッスンによく参加してくださっているベテランの先生で、教師歴も長く、プロフェッショナルクラスのアドバンスコースにも、生徒さんと一緒に毎週欠かさず参加されています。
くみちゃんが「一番」と言っても過言ではないほど大切にしている、久美子式を二年以上にわたって体現し続けている先生でもあります。
そのため、教師研修の最初からすでに高い実力を発揮され、むしろ私のほうが多くを学ばせていただいている存在です。(高橋琴音)

白瀬真希(経歴)

7歳よりクラシック・バレエを始める。ヴァレリア・シニャフスカヤ、イネッサ・プレハーノワ、オリガ・ムホルトヴァ、故エヴァ・エフドキモワ、元ワガノワ・バレエ・アカデミー教師イーゴリ・ホフロフの各氏に師事。2003年12月、ワガノワ・バレエ・アカデミーに短期留学。 2005年9月、モナコ・プリンセス・グレース・アカデミーに留学し、マリカ・ベソブラソヴァ、ローラン・フォーゲル両氏に師事。卒業後、プロとしてのキャリアを開始する。2010年5月、ブカレスト国立歌劇場バレエ団に入団。 同年9月、ドゥミ・ソリストに昇格し、「眠れる森の美女」よりキャンディードの精・宝石、「ラ・バヤデール」よりパ・ド・カトル、影のヴァリエーションなど、数々の古典作品にてソリストとして活躍。2015年3月に帰国後、都内のバレエスクールにて常任講師を務め、後進の育成に力を注ぐ。 2018年、BASI Pilates Mat Work Teacher Trainingを修了。 同年より2020年まで、K-BALLET SCHOOL 恵比寿校の大人クラスを担当。 2020年にはDLS(Dancer’s Life Support.com)にて解剖学を学ぶ。 2022年には指導した生徒がローザンヌ国際バレエコンクール準決選に進出。 2023年、石井久美子プロジェクトと出会い、以降、足繁く通い続けている。

温情な気配りー清水美帆

今回、新教師としてもうひとりデビューなさるのがバレエ歴34年、教師歴10年の美帆先生です。今までのバレエ歴と、なぜ石井久美子バレエプロジェクトにジョインされたのか聞いてみました。

清水美帆先生

5歳の頃、長野の厳しいバレエ教室でバレエを始めました。以来、バレエをやめた時期は一度もなくて、大学受験時にもリフレッシュをかねてバレエを続けていました。大学進学で上京したときは「もうプロになることは諦めよう」と思いながらも、週に2~3回オープンクラスで踊り続けました。就職してからも、週1回以上は必ずレッスンに通いました。

転機は社会人4年目。「やっぱりバレエの先生になりたい」という思いが強くなり、仕事を辞めて26歳でNYに留学しました。「もう舞台で踊れる年齢じゃないかもしれないけど、行けるときに行こう」と思い立っての決断でした。

年齢のこともあり、帰国後はバレエ団に入るのではなく、公演オーディションを受けながら単発の舞台に立ち、バレエを教えるという道を選びました。それでも踊りたいという気持ちが強かったからです。
今は舞台には立っていませんが、そうこうして10年、バレエを教えるという生活を続けています(笑)

ーなぜ、今回石井久美子バレエプロジェクトにジョインすることに?

踊っていた頃は常に目標がありました。最初はコールドから始まり、やがてソリストに選ばれたい、名前の付いた役をもらいたい、プログラムに顔写真や経歴が載りたい。そうやって次々に目標を立て、クリアしてきたのですが、「踊るのはもういいかな」と思ったとき、新しい目標を失っている自分に気づいたのです。10年も教えていると、教えることだけにただただ向き合う自分がいたかなって。

自分のスタジオを開くことも考えましたが、ちょうどそんな時に、石井久美子バレエプロジェクトの募集を見つけました。最初の応募の時は締め切られていましたが、2回目の募集で「ここだ」と思い挑戦しました。

もともと「常に目標を立ててチャレンジすること」が好きな性格ですし、久美子先生のことも、もちろん知っていました。

日本一のバレエ学校をつくるという大きな志の中に、自分も加わることができたらという思いが強くあり、挑戦したい・学びたい・教えたい・もっと深くバレエを探求したいという気持ちが、プロジェクトの理念と重なりました。

ー研修で大変だったこと、教師としてどのようにアップデートできたのか

研修では、自分の体に合わせて理解するのではなく「生徒ひとりひとりの体に合わせて教える」ことの難しさを学びました。もちろん今までも生徒に合わせて教えてきたつもりでしたが、ここではそれがさらに深く多様に求められました。

この体型、この動きの癖ならこういう教え方。別のタイプならまた違う伝え方。いくつものパターンを考え、適応させる力が必要でした。自分の感覚だけでなく、幅広い視点を持つことに難しさを感じながらも、それが大きな学びとなりました。

今までも子どもたちに筋トレ(腹筋や背筋)はさせてきましたが、「これがバレエにどう繋がるか」を伝えられていませんでした。けれど研修を通して、筋トレと踊りの動きがどのように結びつくかを理解し、それを言葉にして伝えることの大切さに気づきました。

感覚的に終わらせるのではなく、ロジックを持って言葉で説明できるようになったこと。それによって生徒の理解も深まり、やる気にもつながるのだと実感しました。そんなところは教師として、アップデートできたと感じています。

ーこれからどんなレッスンを提供し、どんな先生になっていきたいですか

久美子さんの知識をきちんと習得し、それをアウトプットしながら、生徒に寄り添い、ひとりひとりに合わせた指導をしていけたらと思っています。

バレエはときに基礎や筋トレなど大変なことも多いですが、そのひとつひとつが必ず踊りにつながっていきます。大切なのは“バレエが好き”という気持ちをなくさないこと。好きだから続けられるし、好きだから成長できます。

私自身、34年間ずっとバレエと共に歩んできました。バレエは私の人生に彩りを与えてくれる、かけがえのない存在です。だからこそ、生徒のみなさんにも、自分の人生にバレエという花を咲かせてほしいと思っています。愛をもって、楽しく、そして時には厳しく(笑)レッスンを通じて、バレエの素晴らしさを一緒に分かち合っていきましょう。

プロジェクト教師より

美帆先生は「やる」と決めたら100%の力でやり抜く人です。研修やテストの段階から、その姿勢が見えました。石井久美子バレエプロジェクトを代表する先生になると、最初からはっきりと見えていたほどです。
とことん生徒に寄り添い、知識もしっかり耳に残るわかりやすさがあり、教え方も上手です。人を納得させる力や、人前に立つ力も備えていて、最初から完成された先生だと感じています。他の誰にもないものを持っていて、誰が見てもすごいと思える先生だと思います。(石井久美子)

とても正確で誠実な指導ができる先生という印象があります。準備の段階から細部まで気を配り、抜けのない準備をされていました。テストのときも、一つひとつの言葉を丁寧に選んでいる姿が印象的でした。見えないところで努力を重ねられる方なので、生徒からも信頼され、じっくりと育てていける力のある先生だと思います。(中濱 瑛)

教師採用試験の時の印象がとても強く残っています。優しく柔らかな雰囲気の中に、芯の強さがしっかりと感じられる先生です。
研修が始まってから魅力がさらに際立ちました。美帆先生は人気講師として日頃から多忙なスケジュールをこなしながら、研修にも真摯に取り組み、その中で私たち教師陣にもさりげなく気を配ってくださる優しさがあります。
研修の一環であるグループレッスンのテストでは、まるでスイッチが入ったように普段の柔らかく優しい雰囲気を保ちながらも、太陽のように明るくしっかりと指導される姿が印象的でした。その姿に、生徒さんも安心して身を委ねられる、そんな信頼のある先生です。(高橋琴音)

清水美帆(経歴)

5歳より白鳥バレエ学園にてバレエを始める。塚田たまゑ・塚田みほり・近藤みどりに師事。 ニューヨークSteps on Broadwayに留学し、クラシックバレエに加えジャズ・シアターダンス・コンテンポラリーに触れる。修了証取得。 バレエアーツメディカルアカデミーにて、バレエにおける解剖学・栄養学・生理学・心理学等を学ぶ。修了証取得。 パリ・オペラ座バレエ学校教師ベルトラン・バレーナによる教授法のワークショップを受講。修了証取得。 PBT(Progressing Ballet Technique)指導資格取得。 主な出演作品は以下の通り。 堀内元・堀内充Ballet Collection、日本バレエ協会公演等、多数ソリストとして出演。 2014年「Balletクレアシオン」堀登振付『ピアノ・コンチェルト』ソリスト、2015年「全国合同バレエの夕べ」西島数博振付『THE SWAN』四羽の白鳥、都民芸術フェスティバルにて2016年『眠れる森の美女』オーロラの友人、2017年『ラ・バヤデール』4人のバヤデール、2018年『ライモンダ』ハンガリーの踊りソリスト、2019年『白鳥の湖』ワルツソリスト、2021年『眠れる森の美女』赤ずきん、2022年『エスメラルダ』エスメラルダの友人等を踊る。

10月よりレッスンスタート

久美子も太鼓判を押すふたりの先生が、いよいよ10月から新たにレッスンを開始されます。(9月よりサポートとして参加)

真希先生はそよ風が吹いているようなオーラをまとっていて、ナチュラルな美しさと癒しのある先生です。美帆先生は理知的で温和で優しく誰にでも気配りができる方で、人として見習うべきところがあると感じる先生です。

是非、レッスンにお越し頂き、ふたりの先生の魅力とバレエへのアプローチに触れて頂けたらと思います。石井久美子バレエプロジェクト一同、皆さまのご参加を心よりお待ちしております。